店舗案内

くになかのケーキ屋さんの始まりはリーマンショックから。
店主の父が経営する自動車部品の会社がリーマンショックで経営が困難になり、当時、そこに勤めていた私と数人の社員さんでケーキ屋を始めました。

「こんな場所で、こんな建物で、よくケーキ屋をしようと思ったね」と言われることも多いですが、当時は資金も無く、母の介護をしなければいけないということもあり、ここから離れることはできませんでした。私にあったのは、ケーキを作れる技術、それに、この工場だけでした。

家族に助けられなんとか始めたケーキ屋も2023年で14年目になりました。坂道のいちばん上のところにあって、交通の便も悪く、わかりにくい場所にもかかわらず、地図やナビを頼りに探し回り、「やっと着いた！」と笑顔で来店されるお客様が年々増えていくことにとても驚きました。中には大阪、兵庫、神奈川など県外のお客様もご来店いただき、背景の山や田舎の空を見て喜んでくださります。

「この場所でよかった」
今ではこの場所が私の一番の宝物です。

くになかのケーキ屋さん
代表　冨田佳子